ほがらか日記

デイケアセンターほがらか で行なっているイベントなどの様子をスタッフが綴っています。

認知症ケア専門士の認知症話⑤

2022.10.31

認知症の薬の話し、続き・・・

現在、認知症薬として使われているのが4種類あります。

①アリセプト®︎(塩酸ドネペジル)

②レミニール®︎(ガランタミン)

③イクセロンパッチ®︎、リバスタッチ®︎(リバスチグミン)

イクセロンパッチとリバスタッチは会社が違うだけで同じ薬です

④レミニール®︎(メマンチン)

①②③はアセチルコリンエステラーゼ阻害薬

④はNMDA受容体拮抗薬

に分けられます。

アセチルコリンエステラーゼ阻害薬とは、アルツハイマーやレビー小体型認知症はアセチルコリンという神経伝達物質が減少することで神経が働かなくなりますが、アセチルコリンが分解されて減ることを防いでくれる薬です。

NMDA受容体拮抗薬とはグルタミン酸という神経を受ける側の働きを整えてたり、抑えたりしてくれる薬です。

簡単に言うと①②③は元気を出し、④は落ち着けてくれる薬です。

用量も種類があり、状態にあった量や身体にあった薬を選ぶことが大切です。

血管性認知症や前頭側頭型認知症はメカニズムが違うのでこれには当てはまりません。

また、レビー小体型認知症はパーキンソン病薬を使用する場合もあります

先生に相談して合ったものを使いましょう

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