ほがらか日記2025年の記事

デイケアセンターほがらか で行なっているイベントなどの様子をスタッフが綴っています。

散歩に出かけましょう!

2025.04.10

散歩には色々な効果があります。

 朝の散歩は、朝日を浴びることでセニトニンが活性化し、脳をすっきりと目覚めさせてくれます。それに加えて、朝は血糖値が低いので脂肪を燃焼させやすく、朝から動くことで午前中の基礎代謝を引き上げることができます。

 お昼の散歩は、体を動かしやすい時間帯なので、散歩で体をほぐすことで血流が良くなります。

 夕方・夜の散歩は、体を適度に疲れさせることで眠りにつきやすくなるため、睡眠不足解消の効果が期待できます。

 

 そこで、散歩コースとして「深草疏水通」をご紹介いたします。

 深草疏水は、琵琶湖疏水を利用して発電することを目的に作られた疏水です。その堤防敷きを利用して通学・通勤などの歩行者の安全と地域住民の生活環境向上を目的に「たおやかに巡る疏水べり道」と言うコンセプトのもと、緑豊かな自転車歩行者道として、平成19年5月30日に深草疏水通が完成しました。

 4月某日実際に、墨染から稲荷までの深草疏水通を歩いてみることにしました。

 墨染には、大正4年5月に運用を開始した墨染発電所があり、今では、土木学会選奨土木遺産に認定されている建物です。小さなダムも有り、昔の面影が残っています。

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 ちなみに、墨染と言う地名の由来は、平安時代、藤原基経の死を悲しんだ歌人上野峯雄が歌を献じたところ、桜が喪に服して墨染色になったと言う伝説から来ています。

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 墨染発電所を出発して、途中頭の上を電車が通る迫力満点の鉄橋をくぐり、歩き出して約25分経過すると京阪藤森駅に到達しました。京阪藤森駅の近くには桜並木があり、ちょうど満開の桜を見ることが出来ました。夏には新緑、秋には紅葉を楽しむことが出来ます。特に、桜の花びらが散り、鮮やかに流れる花筏は、風流で気持ちを穏やかにしてくれます。

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 そこから約20分歩くと京阪龍谷前深草駅に到着しました。京阪龍谷前深草駅を見渡せるベンチがあり、京阪電車を見ながら休憩するのに最適なところです。電車好きの子供が居ましたら、一緒に来てみてはいかがですか。きっと喜ばれると思います。

 

 そこから更に約15分歩くと、今回の終着点稲荷に到着しました。稲荷神社の周りには、新しいお店が沢山出来ていて、毎日大勢の観光客で賑わっています。昔からのお店も若干残っては居ますが、年々街並みが変化しています。ちなみに、稲荷橋のたもとの広場は、市電停留所の跡地と言うことです。

 犬を散歩させている地元の人や観光客と一緒に深草疏水通を、のんびり、楽しく散歩することが出来ました。運が良ければ、疎水を泳いでいる鴨に出会うことがあります。

 皆さんも機会があれば、足を運んでみてください。

 尚、途中にある墨染通や大岩街道、第二軍道、第一軍道を横断する時には、車に気を付けてください。

食事介助

2025.03.21

お久しぶりです。

ほがらかスタッフのジュンです。本日も宜しくお願い致します。

今日は「食事介助」について書いていきたいと思います。

①食事介助とは

まず食事介助とは自分で食事をすることが難しい人を手伝う介助の事を言います。難しくなる理由としては年齢を重ねることにつれて起こる咀嚼や嚥下機能の低下によって飲み込む事や噛むことが難しくなる場合や、認知機能の低下により食事を置かれても理解出来なかったり食べ方が分からない事で介助が必要な場合があります。

②食事介助の目的

私達にとって食事は適切な栄養を身体に摂ることで健康維持にも繋がる大切な行為です。また食事をする喜びを感じることで生活の質の向上に繋げることにもなるので重要な介助と言えます。

③食事介助の注意点

・正しい姿勢をとる

食事をする際に特に大切になるのが姿勢です。正しい姿勢をとることで誤嚥防止にも繋がります。椅子の場合は深く腰掛け上半身が90度になる姿勢、車椅子の場合はフットレストに足をかけた状態では体が安定しにくくなるので足が床に届く事を確認しながら深めに腰をかけるようにして下さい。

・介助者は隣に座って食事介助をする

介助者は必ず左右どちらかに座って介助をして下さい。立った状態で介助をするとあごが上がってしまい食べ物を飲み込みにくくなり、誤嚥のリスクがあります。また対面に座ると介助を受ける方が見張られていると感じ落ち着かない状態になるので、必ずどちらか隣に座るようにして下さい。

・食べるスピードは相手に合わせる

嚥下機能が低下している場合は嚙んだり飲み込んだりするのに時間が必要です。どんどん食べ物を口に運ばれると、食べるのを急かされているように感じてしまい食事自体が楽しめなくなってしまいます。また焦って食事をすると誤嚥やのどの詰まりを引き起こす為、細心の注意が必要です。介助者ではなく食事をする方のペースに合わせるようにして下さい。

食事は人間が生活していく中でなくてはならないものです。また家族は勿論友人との交流や楽しみの場としても重要なことです。食べる方が安全に食事が摂れるように介助者はどのようにしたら食べやすいのか、どうしたら楽しく食事が出来るのかを意識して下さい。

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皆様ありがとうございました。

次回も宜しくお願い致します。

S・M子のひ・と・り・ご・と

2025.02.17

こんにちはお久しぶりです。S・M子です。

この前、富山県名物「ますのすし」を頂きまして、F子とテンションアゲアゲでおよばれしました。笹で包まれた押し寿司で大好物なんですふだんは鮭、サーモンを食べることが多いですが、ふと疑問に思いました。

鮭と鱒の違いって何

何気に似ているけど違いが説明できない・・・・と。

S・M子、違いの分かる大人になりたい

という訳で「〇〇と〇〇の違い」色々と調べてみました。

≪鮭と鱒のちがい≫

どちらもサケ科に属する魚で見た目も似ているため混同されがちですが、実ははっきりとした区別はされておらず、鮭と鱒のちがいに明確な定義はないんですって、、、

えっ、、、そうなんですか

どっちもおいしいから。まぁいいですね

≪パンケーキとホットケーキのちがい≫

パンケーキはアメリカ生まれで薄くて軽い生地が特徴。パンは食べもののパンではなくお鍋のパン(pan)が名前の由来だそうです。

ホットケーキはなんと日本生まれで、明治時代に外国から伝わって、その後、ある食品メーカーが「粉」を売り出すときに「ホットケーキ」と名前をつけたそうです。パンケーキのままだと「食パン」と勘違いしちゃう人もいるから温かい状態で食べる意味の「ホット」にしたのだそうです

≪カフェ・オ・レとカフェ・ラ・テの違い≫

カフェ・オ・レはフランス発祥で一般的にドリップコーヒーとミルクが 1:1 とされています。

カフェ・ラ・テはイタリア発祥で一般的にエスプレッソコーヒーとミルクが 1:4 とされています。

カフェ・オ・レに比べてカフェ・ラ・テの方が苦みのある味わいですね

≪おはぎとぼたもちの違い≫

はぼたもち~

春に咲く牡丹(ぼたん)の花にちなんでつけられた名前だそうです。小豆の粒を牡丹の花びらに見たてて「ぼたんもち」と呼ばれていたものが「ぼたもち」に変化したと言われているんですって。

はおはぎ~

秋の七草にも数えられる萩の花が小豆の粒と形が似ているということから「お萩もち」と呼ばれる様になり「おはぎ」として定着したそうです。

季節によって使いわけられるステキな大人になれそう・・・❓

夏と冬は何といえばいいのかしら(;・∀・)

知って得するかどうか分かりませんが、違いの分かる大人に少しは近づけた気がします

みなさんはご存じでしたか❓

認知症ケア専門士の認知症話⑨

2025.01.15

欧米で認知症患者の減少が報告されており、研究が進んでいます。認知症の発病因子は複雑で固定ではなく、しかも長期的な原因で起きるため研究には時間を要していますが、わかったこともあります。それを今回はご紹介します。

世界的に見ても寿命は延びています。医学の発展、食の改善、過ごしやすい環境などが理由です。

日本では介護保険がはじまって、高齢になっても安心して安全に生活する方法を考えましたが、少しずつ意味合いが変わり、本人だけでなく家族も幸せになる事や健康で長生きする事も考えました。がんやリウマチ、パーキンソンなど研究が必要な病気の中に認知症もあります。

認知症という認識を先ずは周知するところから活動していますが、大半の人が正しく認識されるには至っていません。それは情報を正しく伝えなかったり、当事者意識がなく聞く機会がないなどがありますが、日々情報が更新されることについていけないこともあります。

日本では以前もお伝えした認知症薬の使用開始があり、認知症対処から治療に変わりつつあります。ですが認知症予防が進めばもっと良いはずです。

では何故海外で減少、日本は増加したか。

そもそも日本人の食生活は良かった事が考えられます。欧米人は塩分や油分が多い食事をして、肥満の人も多い印象はないでしょうか?日本でも塩分は問題視され、WHOは1日5gまでと言っています。血管に良くない食事をしていた欧米人ですが、国が健康に取り組みだして、血圧やコレステロールの改善をはかりました。ヨーロッパでは塩に対しての制限が日本より厳しくなったとの話もあります。結果として健康も目指して、血管に良い生活、血圧やコレステロールの改善、運動、睡眠などを取り組み、認知症に繋がったと考えられます。

生活習慣の改善が認知症予防。

仕事や趣味活動を継続している事、運動機会がある事、知識を有している事など認知症になるかならないかを何年も継続して追い続け経済的観点で研究した結果の報告がアメリカではあがりました。それも生活習慣に運動や活動、食事、睡眠が大切でした。

塩分は良くないと言いますが食塩です。適量の海塩はミネラルを含み身体には必要なものです。そこは間違えないようにして下さい。

日本人は高齢になると油分が取らなくなるのも良くないと言われる事があります。様々なものを適量とる事が大切です。

よく働き、よく学ぶ事や他者に迷惑をかけない事が美徳の日本人は他者を気にして休まず働き続けましたが、結果として睡眠や食事は疎かになり、個人は会社のためにボロボロになったなんて話もあります。

自分の体に入るものは自分で選び、満足できる睡眠時間を確保して、健康のために正しい知識を日々入れる事が認知症予防の第一歩かもしれません。

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