ほがらか日記
デイケアセンターほがらか で行なっているイベントなどの様子をスタッフが綴っています。
ヒートショックの話
2020.11.30
朝晩の冷え込みが強くなり、風が冷たく感じる頃となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は冬の時期に注意が必要なことについてお話しさせて頂きます。
ヒートショックです。
ヒートショックとは❔
ご自宅等で急激な気温差により、血圧が大きく変動して、身体に悪影響を及ぼし、心筋梗塞や脳梗塞等を起こすことです。
冬の時期は、居室や寝室等の過ごしている空間は暖房器具等で暖かくしているのですが、トイレや洗面所、浴室等が大変寒くなっているため、温度差が生じてしまいます。この温度差に対して、体温を調節しようとして、血圧が変動して、ヒートショックが起こります。
ヒートショックを起こさないために
では、ヒートショックを起こさないためにどうしたらよいのか。特にヒートショックが起きやすい入浴について対策をいくつかご紹介します。
① 入浴前後の水分補給
入浴では体内の水分が減り、血液がドロドロになります。ドロドロになると血圧が上がったり、血管つまって脳梗塞や心筋梗塞になりやすくなります。入浴前後は水分をしっかりとりましょう。
② 部屋間の温度差を少なく
事前に浴室、脱衣室、廊下等を温めておくなど、部屋間での温度差をできるだけなくし、負担がかからないようにしましょう。
③ 目安は40℃
お湯の温度は40℃位が良いとのデータもあります。熱いお湯は避けましょう。
④ 長湯はしない
長湯は心臓等身体への負担も大きく、ヒートショックが発生しやすいともいわれています。長湯はやめましょう。
⑤ 急な立ち上がりはしない
浴槽から急に立ちあがると血圧が急に下がり、立ちくらみを起こしやすいので、急な動きはやめましょう。
入浴は気持ちの良いものですが、一つ間違うと危険が潜んでいます。安全に入浴をして、寒い冬でも気持ちの良い入浴をして下さい