ほがらか日記
デイケアセンターほがらか で行なっているイベントなどの様子をスタッフが綴っています。
両手引き介助
2021.10.22
皆様。お久しぶりです。
ほがらかスタッフのジュンです。
前回の記事もご覧いただき誠にありがとうございます!!今回も宜しくお願い致します。
今回は「両手引き介助」について書いていきたいと思います。
両手引き介助とは介助者と介助を受ける方がお互い向き合い、介助者が後ろ向きに歩行しながら介助をすることです。
この介助方法はご高齢者の表情を観察しながら歩くことができ、両肘を握りながら支えている為、介助を受ける方が安心して歩くことが出来るといった利点やお互いに向き合いながら歩行するので前後への転倒防止の効果などがあります。転倒するリスクが高い方や視覚障害がある方に使う介助方法となります。
しかし上記のように介助者が後ろ向きになるため、常に後方や周りを見ながら介助をする必要があります。
もし転倒した場合は介助を受ける方はもちろん、介助者も大怪我に繋がる場合があるので注意しましょう。
次に介助のポイントですが、介助者は肘の下を両手で支えるように持ち、介助を受ける方には介助者の肘の上に手を置いてもらうようにしましょう。
この時介助者は強く握ってしまうと介助を受ける方が内出血を起こしてしまう危険があるので気をつけましょう。
正しい例
間違った例
また上記のように手だけを持った介助をすると、移動の際にしっかりと支えられず不安定な状態になるので注意が必要です。
移動の歩行ペースも介助者ではなく、介助を受ける方に合わせて移動するのが大事です。介助者のペースで移動すると早く移動しようとししてしまい、バランスを崩してしまう可能性があるので十分注意しましょう。
正しく介助を行えば介助者も介助を受ける方も安心して移動することが出来ます。
皆様是非この記事を少しでも参考にしてみて下さい!!