ほがらか日記
デイケアセンターほがらか で行なっているイベントなどの様子をスタッフが綴っています。
筋力と転倒
2021.10.14
まず転倒の要因として、本人の特性に関連する内因性リスクと環境などの外因性リスクというものがあり、
様々な要素が重なることで転倒してしまうと言われています。
◎内因性リスク ◎外因性リスク
・バランス障害 ・不適切な靴
・筋力低下 ・滑りやすい靴
・視力障害 ・暗いまたは明るすぎる照明
・薬剤 など ・荷物を持っている
・焦った状況 など
前回転倒予防と足趾についてお話をさせていただきましたが、今回はリスクの一つである筋力低下についてです。
筋力低下は...いつ頃から起こるかご存じでしょうか? ある程度年齢を重ねてからまだまだ若いから大丈夫
実は・・・部位によっては、20~30歳代頃より年齢に伴う減少がみられるとされています
〇下肢(足):男女とも20~30歳代から大きな傾きで減少
〇体幹(体):女性は50歳頃、男性は45歳頃まで緩やかに増加した後、減少
〇上肢(手):加齢による減少の傾きは穏やかで、女性は60歳頃までは横ばい
〇全身筋肉量:女性は50歳頃まで横ばいでその後減少、男性で40歳頃まで微量に増加した後減少
減少率が大きいのは下肢(足)となります。(疾患や個人差はありますが)
筋力低下・転倒予防に有効な一つとしては、運動による介入です。
運動はグループでも個別に行う場合でも有効であり、複数の訓練要素が含まれているとより良いとされます。
ほがらかでの各種マシントレーニングや個別リハビリ・集団体操等を行い
転倒予防また健康づくりの一つとして効果的な運動ができるよう日々取り組んでいければと思っています
(半日利用の様子)