ほがらか日記

デイケアセンターほがらか で行なっているイベントなどの様子をスタッフが綴っています。

認知症ケア専門士の認知症話⑩

2025.09.16

今日はMCI(軽度認知障害)について話します。

認知症という言葉がだいぶ浸透して、テレビなどでも取り上げられるようになりました。病気であるという認識も広まりつつあります。

しかし、認知症に直接的かかわりを持つ機会が少ない若い世代や認知症に理解が足りていない人もまだ多くいます。認知症状があり、病気と理解している家族でも、かかわり方や対応方法までは難しいです。

そんな中、スマホ認知症と呼ばれる、スマホによる認知症状の出現が問題視されています。全国民が他人ごとではないのです。

認知症患者は増えつつあり、高齢化とともにリスクが高まります。反して若者は減り、認知症の詳しいメカニズムの解明と治療方法の確立、認知症の理解が急ぎ望まれます。

それと同時に、いかに認知症にならないか、が認知症患者を減らすためには必要です。原因は様々ですがアルツハイマー型など脳内物質の蓄積によるものは長年の食生活や運動習慣で変わるとも言われますが、認知症になる前に改善ができないかということが考えられました。結果としてMCI(軽度認知障害)という言葉ができました。

脳が健康な状態と認知症の間のことをMCI(軽度認知障害)と言います。

65歳以上で約8人に1人が認知症と言われますが、MCIは7人に1人と言われています。

認知症やMCIと年齢による物忘れの違いは脳内の神経細胞の変化や血管の障害によるかどうかです。認知症は脳内の神経細胞や血管障害で起きます。

認知症になればだんだん進行しますが、MCIは進行もするし、改善もする段階です。その為早期発見し、対策することで改善や認知症の発症を遅らせることが可能です。

気になったらまずはかかりつけ医に相談することが必要です。

ちなみにWHOが認知機能の低下を予防できるとする12項目があり、

生活習慣の改善

①身体活動②禁煙③健康的な食事④多量飲酒の減量・中断

その他対策

⑤認知症トレーニング⑥社会活動⑦体重管理⑧高血圧管理⑨糖尿病管理⑩脂質異常症管理⑪うつ病対策⑫難聴管理

です。

運動で血流をよくすることも大切ですし、脳の刺激に脳トレや交流も必要です。昔のことを思い出す回想療法があり、写真を見て話をしたり、音楽を聴いて当時を思い出したり、匂いや景色なんかも脳には刺激になります。

仕事や地域活動、趣味活動をされる人は脳や筋肉への影響もあり、比較的元気な印象があります。社会関係が希薄になりつつありますが、様々な関係が作れる社会になるのがまずは大切なのかもしれません。

気になったらかかりつけ医に相談しましょう。

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