健康・介護のまめ知識
2022年11月 2日
便秘の予防は食生活から
最近、便秘を訴える方が増えています。
「たかが便秘と侮るなかれ」便秘が続くと
① 肩がこったり、頭が重くなったり
② 肌荒れや吹き出物ができやすくなったり
③ 高血圧や肝臓病などの生活習慣病のリスクが上がったり...などなど
「百害あって一利なし」
便秘には大きく2種類あるそうです
① 急性便秘
入院や旅行など普段とは違う環境におかれたときに一時的に起こる便秘です。
生活が元に戻るとストレスの原因もなくなり自然に治ります。
② 慢性便秘
慢性便秘は大きく3つに分けられ
1) 弛緩性(しかんせい)便秘 :食生活の乱れや運動不足などの日常生活が主な原因の便秘。
2) 痙攣性(けいれんせい)便秘:長期間にわたる過度なストレスや自律神経失調などが主な原因の便秘。
3) 疾病による便秘 :大腸の炎症や癒着(ゆちゃく)、腫瘍などが主な原因の便秘。
今回は慢性便秘のうち「弛緩性便秘」を改善するための食生活のポイントをお伝えします。
【弛緩性便秘予防のための6つの食生活ポイント】
① 起床時にコップ一杯の水や牛乳を飲みましょう
水分は便を軟らかくするために必要です。冷たい水や牛乳は腸を刺激して排便を促す効果があります。
② 朝食をしっかり食べましょう
朝食は体の中の老廃物や有害無益な物質を体外に排出させるという大変重要な役割を持っています。
③ 規則正しいトイレタイムを設けましょう
便意があっても慌ただしいと便意が消えたり忘れてしまうことがあります。毎日規則的にトイレタイムを設けることが快便につながります。
④ 毎日、定期的に運動しましょう
運動は腸の働きを活発にさせ、腹部のマッサージ効果にもなります。
⑤ 食物繊維を意識して摂りましょう
食物繊維には、「水溶性と不溶性」があり、水溶性は果物や海藻、こんにゃくなどに多く含まれ、不溶性は豆類、根菜類、きのこ類などに多く含まれています。便を軟らかくし、便を押し出す効果があります。
⑥ ビフィズス菌で腸の働きを活発にしましょう
ビフィズス菌が含まれているヨ-グルトや乳酸飲料を摂りましょう。取り込んだビフィズス菌を体内で増やす働きをするのが、ごぼうやたまねぎ、バナナなどに多く含まれているオリゴ糖で、みそや納豆などの発酵食品も同様の働きをするといわれています。
以上の6つの食生活ポイントは便秘の改善にとても有効だと言われていますので、便秘でお悩みの方はお試しください。
注意)慢性的に便秘が続いている方は高生会のドクターに相談してみてください。
byショートステイだてまち