健康・介護のまめ知識
2022年5月 2日
環境の変化が引き起こす『五月病』とは?
新年度から約1か月が経過し、緊張や疲れがピークに達するこの時期。
5月の連休を機に張りつめていた糸が切れ、なんだか気分が優れないなど『五月病』といわれる症状が出ることがあります。
五月病とは、医学的な病名ではなく、5月の連休後に憂鬱になる、なんとなく体調が悪い、会社に行きたくないなどの軽いうつ的な気分に見舞われる症状のことをいいます。
昔は新入社員や新社会人に多く見られていましたが、現在は転勤や転職、部署異動など新しい環境に変わる中高年の人にも増加しています。
主な原因はストレスや疲労で、症状としては疲れやすい、頭痛がする、眠れない、仕事や家事など以前のようにテキパキこなせないなど身体的なものから、
やる気がおきない、気分が落ち込む、何の興味もわかない、不安や焦りがひどくなるなど精神的なものまでさまざまです。
こんな人は要注意!
・この春に就職、異動、転勤、転職した
・職場の雰囲気や人間関係などが変った
・新たな責任やプロジェクトを任された
・生活リズムが乱れた
・冬から春にかけて繁忙期で長時間残業を行っていた
など。チェックリストで試してみましょう
五月病を予防するためには、ストレスや疲労を溜めないことが大切です
・趣味に打ち込む
・運動をする
・身体のリズムを整える
・悩みを打ち明ける
食事面でもセロトニンを生成する栄養素を含む食品、バナナ、乳製品、大豆製品、さつまいも、いわし、白米(雑穀入り)などの摂取がよいそうです
カフェインや甘いものは睡眠や内臓に悪影響を与えるため、控えましょう
2022年5月2日 ケアコート