健康・介護のまめ知識

2022年6月18日

脱水症のサイン

脱水レベル

・軽度

皮膚の乾燥が見られます。唇がカサカサしたり口の中が乾燥する。

手の甲の皮膚をつまんだ後にすぐに戻らない場合や、爪を押してからすぐに色が戻らない時も乾燥しているサインです。

脱水症のサインは行動にも表れます。ボーっとしたり傾眠傾向な状態が頻繁に続いたりめまいやふらつきの症状、手足の末端が冷たくなっていたり等。

・中度

軽度の状態から悪化し頭痛や吐き気等。

トイレの回数がいつもより少ない。

体重が落ちたり嘔吐や下痢などの症状。明らかな体調異常等。

・重度

症状がさらに進み話しかけても反応がなくなり、意識がもうろうとした状態になる。

ひどいときは意識を失ったり、体の痙攣が起こる等。

脱水症の症状が見られたときの応急処置

・軽度の場合

体の機能調節に必要不可欠なミネラル「電解質」を補う必要があります。

「経口補水液」を飲むのが良いです。

これは見ずに食塩とブドウ糖を溶かしたもので水分と電解質の吸収を助けてくれます。

ご自身でも作れます。水1リットルに対して食塩3g、砂糖20~40gを溶かせば完成です。

少量のレモン果汁を入れると飲みやすくなりますよ。

脱水から4時間以内に飲むようにしてください。

・中度の場合

嘔吐、下痢のある場合は出た分と同じ量飲む必要があります。

・重度の場合

意識障害や痙攣がある場合は口からの補給では間に合わない可能性があります。

自己判断で対応すると命の危険もあるので病院へ行きましょう。

普段からできる脱水予防法

・1日に必要な水分量を知っておく

体重50㎏の人で1日2ℓ。

・部屋の湿度や温度を調節する。

室内が乾燥しているようであれば加湿器やタオルを濡らしてかけたり室内の湿度を上げましょう。

夜寝ている間も汗をかくので危険です。適温で室内の温度調整をしてください。

・定期的に水分を摂る

あまり間をあけないようにこまめに水分をとりましょう。

・好みの飲み物で水分を

なかなか水分を摂らない方は好みの飲み物で水分補給をしてください。

フルーツやゼリーでも構いません。

暑さ厳しい毎日です。

ご自身もですが周りの方の脱水にも気をつけていってあげてください

令和4年6月18日 ケアコートより

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