健康・介護のまめ知識
2021年11月 5日
これからの季節で特に気を付ける『インフルエンザとノロウイルス』
ノロウイルスの特徴は?
①感染力が強く少量でも発症
②糞便や嘔吐物に大量に含まれる
③感染ルートが複数ある
④ウイルスの排出が長期化(1ヶ月排出する場合も)
⑤繰り返し感染・発症する
⑥アルコール消毒が効きづらい
効果があるのは次亜塩素酸ナトリウムと加熱85℃
ノロウイルスの症状は?
潜伏期間:24~48時間
主な症状:激しい嘔吐・下痢・腹痛・発熱
通常は1~3日程度、自覚症状がなくなってからもウイルスの排出が続くことがある
インフルエンザの特徴は?
①突然の高熱
②咳などの飛沫感染が主
③12~3月の間に流行することが多い
④感染力が強い(発症直前~発症後3日程度が強い)
⑤アルコール消毒効果あり
インフルエンザの症状は?
潜伏期間:24~72時間
主な症状:38℃以上の高熱・頭痛・全身倦怠感・筋肉痛・関節痛など
約1週間の経過で改善していく
ノロウイルスの感染経路は?
1.経口感染:ノロウイルスに汚染された飲料水や食物による
2.接触感染:ノロウイルスに汚染された手指・衣服等を触ることによる
3.飛沫感染:吐物や下痢便が飛び散り、周囲にいて飛沫を吸い込むことによる
→ほとんどがヒトからヒトへの感染
緊急事態宣言解除後、全国でコロナウイルス感染者数の減少が見られますが、
インフルエンザ、ノロウイルスとまだまだ気が緩めない時期です。
引き続き手洗い・うがい、手指消毒・マスク着用の徹底を行いましょう。