健康・介護のまめ知識
2018年6月 1日
熱中症対策!!
6月に入り、これからどんどんと暑くなってきます。そこで注意しないといけないのが「熱中症」です。
昨年度5~9月に全国で熱中症が原因で救急搬送された方はなんと5万2984人もいらっしゃるとの事です。
そのまま亡くなられた方も48人おられ入院された方も中重度含め1万8295人との事です。
搬送者の中でも65歳以上の方は48.9%と多く発生場所は「住居」が37%と占めています。
高齢者の方が多くしかも自宅で多い理由は何故?
まず高齢者の方は身体の水分量が少ないのです。赤ちゃん80%・成人60%・高齢者50%となっています。
大事なのは・こまめな水分補給・暑さを避ける事です。
問題として高齢者の方は①夜中にとトイレに行きたくない等の理由で水分を控える②喉の渇きを感じにくい③病気により水分制限がある等の理由があると思われます。
対策としまして、喉が渇いたから飲むのではなく、朝昼晩食事時・入浴前後・起床時・就寝前と定期的に水分を採り、週間付けるのも有効だとの事です。
外出をされたり、運動をされるときはプラスで採ることが必要です。
塩分が不足しない為にも食事も大事になります。水分制限や塩分制限がある方は主治医と相談をし、しっかりとした水分計画を立てましょう。
もうひとつ問題なのが暑さを避ける事が高齢者はあまり出来ていないことです。
エアコンはもったいないからとつけずに過ごされる方がおられます。東京のデータになりますが熱中症により屋内で亡くなられた方の90%がエアコンをつけていない、
もしくはエアコンが無い状態であったとのことです。
エアコンを使いすぎると風邪をひいてしまいそうで、という事がありますが、エアコン、扇風機を使い室内の気温が28度を超えないようにしてもらいたいです。
対策を書きましたが高齢者の方には自分で出来ない方もたくさんいらっしゃるので家族、近所の人、介護・看護施設が関わって見守る事が大事だと思われます。
デイサービスセンターふじのもり