健康・介護のまめ知識

2016年2月24日

白湯を飲んで健康になろう!

最近ちょくちょく話題になっている「白湯」。

白湯ってなに?ただのお湯と違うの?

そう思われている方が多いかもしれませんね。

今回は、白湯がもたらす健康・美容効果をご紹介したいと思います。

*白湯とは?

白湯とは、正しく言いますと沸騰させたお湯を飲める程度までぬるく

冷ました飲み物です。「湯冷まし」とも呼ばれており、昔から薬を摂取

する際に一緒に飲まれていたものです。一度沸騰させているため、水道

水のような不純物もなく口当たりも柔らかくなっているのが特徴です。

白湯のルーツは、インドの伝統医学アーユルヴェーダにあると言われて

います。「水」+「火(火にかける)」+「風(沸騰させて蓋を外し、空気

を入れる)」の3ステップで、体の中の毒素を出していくという考え方

です。

病人や新生児など、体が弱っている人も負担なく飲めるうえに、最近では

美容効果もあるとして注目を浴びています。

白湯は余分な物質が入っていないため、内蔵を綺麗に洗い流してくれます。

体を内側から温めてくれるので、血行や代謝が良くなり、ダイエットや

体質改善など様々な効果があると言われています。

栄養ドリンクや薬を服用することよりもお手軽ですし、なによりもお水を

温めるだけなので安心して続けられますね。

*白湯の効果は?

①冷え性の改善

白湯を飲むことで胃腸が温まって新陳代謝が上がり、体に熱が作られます。

また、夏のクーラー病で体が冷え切った方にも効果があります。

②ダイエット効果

 胃腸などの内蔵機能を温める事で血の巡りがよくなり内蔵の温度が1℃

 あがります。これによって免疫力や基礎代謝もあがり、脂肪が燃焼され

 やすくなります。白湯で痩せやすい体へと作り変えていくことも

 可能です。

③デトックス効果

 白湯を飲むと胃腸に溜まった未消化物質や毒素を排出してくれます。

 腸内の老廃物を洗い流してくれることにより、デトックス効果が

 期待できます。

④美肌効果

 新陳代謝が上がることで肌のターンオーバーが促進されます。

 肌の土台づくりの為にも白湯を飲むことは効果的です。

 代謝がよくなることで便秘が改善されますし、美肌にも効果が

 あります。

白湯の正しい作り方

 [本格版]

① やかんに水を入れ、強火で沸騰させる。

② やかんのフタを取り湯気が上がるようにする。この間も

火は止めないように。

③ 泡がブクブクなったら火を弱め、10~15分間沸かし続ける。

④ 飲める温度に冷まし、少しずつ時間を掛けて飲んでいく。

[忙しい人向け]

① マグカップ(耐熱)にミネラルウォーターを入れる

② 500Wの電子レンジで1分半ほど温める

③ 少しづつ時間を掛けて飲んでいく

どちらも体温より少し熱めの温度が最適です。

白湯の飲み方

 朝起きがけに白湯を飲むと健康に良いと言われています。

 基本的には朝・昼・夕と3回に分けて飲んで下さい。

 朝はご飯を食べる30分前に飲むのが理想です。

 昼・夕は食事をしながら飲むと効果があります。

 もしも苦く感じたりするようでしたら毒素が溜まっていると

 考えられ、デトックスされると白湯が甘く感じるようになると

 言われています。

注意点はある?

 飲み過ぎると腸内の必要な栄養まで洗い流してしまうため注意が必要です。

 1日800mlまでにして下さい。コップ5杯分程にあたります。

 また飲む際には一気に飲むのではなく、ゆっくりと10分~20分くらい

 時間をかけて飲むことが大切です。

白湯のアレンジ方法(白湯のみでは飲みにくい方向け)

1、生姜を入れる。

 体を温めたいとき、夏の冷えなどでは生の生姜を入れると

 良いでしょう。生姜を摩り下ろしたチューブでもOKです。

 シナモンを入れるとより風味がアップします。

2、はちみつ・シナモン

 喉が痛い時には特に効果的です。摩り下ろした大根もOKです。

3、パウダー寒天

   パウダーの寒天を混ぜると満腹感が出るのでダイエットに

   良いです。食物繊維も摂れるので、便秘の方にも最適。

まとめ

 日本人には冷え性の方が多く、白湯を飲むことは健康法の一つとして

 適していると言われています。栄養価が高いものを食べても、

 体内に未消化として溜まってしまうことがあり、胃や腸などの

 消化器官の働きを良くする為にも白湯を飲むことで効果が

 期待できます。体質が改善されることで病気の予防にもつながり

 ますので、是非お試し下さいね

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