健康・介護のまめ知識

2014年2月13日

高齢者の筋力トレーニング

超高齢化社会を迎えた日本において健康管理は高齢者のみならず、その家族、社会全体で取り組む課題となっています そこで今回は健康管理の一環である筋力増強についての豆知識をご紹介させていただきます 私たち高生会のクリニックや介護施設は大勢の高齢者にご利用頂いておりますが、そこでよくこんな声を聞く事があります。 「この歳になって運動しても効果あるのかな?」、 「この歳でも筋肉はつくのかな?」 一般的には20歳前半で筋力はピークを迎え、その後は徐々に低下していき、60歳を過ぎた頃から急激に筋力は低下していきます。特に瞬発力を発揮する筋力の低下は著明です。また、足ではその傾向がより顕著に現れます。 一昔前までは高齢者に対する筋力増強運動はあまり効果がないという説も多く、また高齢者の筋力増強に対する研究報告自体が少ない状況でした。 しかし、近年では高齢者の筋力増強に対する研究も増え、筋力は適切な方法で運動を行えばいくつになっても(90歳を超えても)増強できるということがわかっています。 積極的な筋力トレーニングを行うことで、筋力の低下を予防し、さらに増強することが十分に可能なのです トレーニング開始に遅すぎるということはありません ただし、高齢者は既に何らかの疾患を抱えていることが多く、また関節の痛みでお悩みの方も多いと思います。 運動をしても良い痛みと、運動をしてはいけない痛みがありますので、先ずは医師に相談することが大切です。 その後、医師や理学療法士の助言を得て正しく運動を 行いましょう デイケアセンターすこやか

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