健康・介護のまめ知識
2013年2月27日
骨粗鬆症について
今日は骨粗鬆症について簡単に御説明致します
骨粗鬆症とは、
細かく分類すれば色々な形があるのですが、
簡単に言うと骨が脆くなっている状態を言います。
高齢者(特に女性)に多い病気です。
上のグラフを見て頂くとわかりやすいのですが、
女性の場合は閉経を契機として急激に骨量が減少
している事がわかるかと思います。
特に骨量が70%以下の骨折を起こしやすい状況には
女性の場合65歳ぐらいから入ってきます。
上の骨格図に赤い矢印があるかと思いますが、
骨粗鬆症の方の骨折多発部位が3か所あります。
①橈骨遠位端骨折(コーレス骨折)
転倒等の際に手首に荷重がかかり骨折を起こします。
②脊椎圧迫骨折
背骨に圧力がかかり、潰れる形で骨折します。
③大腿骨頚部骨折
転倒等の際に尻もちをついた時などに骨折します。
次の写真は正常と骨粗鬆症の第3腰椎の
CT画像の比較です。
明らかに骨の中身が減っているのがわかりますね
骨粗鬆症についてはまずその予防が大切です。
①カルシウムを多く含む食品を摂取する。
牛乳や小魚など
②ビタミンDを多く含む食品を摂取する。
干しシイタケやキクラゲなど
③日光に当たり軽い運動
を行う。
この3つを心掛けるだけでも予防に大きな効果があります。
それと、今は良いお薬も処方されていますので、
心配な方は一度かかりつけ医に御相談ください
2010年 4月 16日(金)
デイサービスセンターいきいきでした