健康・介護のまめ知識

2025年1月 8日

ケアマネの現状と良いケアプランとは・・・・

団塊世代が75歳以上となり、今後その子供である団塊ジュニア-が65歳を迎える時期が

迫っており高齢者の増加とあわせて一人暮らしや認知症高齢者の増加が言われている

一方で、福祉の世界では職員のなり手が少なく2年後には

約22万人の介護職員が不足すると言われています。

ケアマネの世界でも現役のケアマネの4人に1人が60歳以上、65歳以上が全体の1割を占め

平均年齢は52歳でありケアマネの高齢化により将来ケアマネ不足が起こると言われています。

また1事業所で働く人数は平均2.8人、1人ケアマネは23%、2人ケアマネが22%で

2人以下のケアマネで仕事をしている事業所が全体の45%となっています。

国もケアマネ業務の負担軽減を目指して色々な施策を考えていますが、

現場からは「逆に負担が増えているだけ」との声が聞こえています。
 
上記のような現実のなかでもケアマネ1人1人は目の前に居られる

高齢者や介護をしている家族のことを考えながら日々業務をしています。

ケアマネが作成するケアプランは、ご本人の「こんなふうに過ごしていきたい」

ご家族の「こんなように過ごさせたい」と言った思いに寄り添い

その実現を目指してケアプランを作成します。


では、良いケアプランは・・・

本人や家族のこうしたいとの思いを実現するためにどれだけわかりやすく

本人や家族だけでなく実際に関わる

様々なサ-ビス事業所にもやるべきことを

伝えられているか・・・です。

1例をあげると「買い物を続けたい」との思いに対してケアプランに

デイサ-ビスやデイケア、訪問リハビリでは

 

 【買い物に行けるように日常動作が続けられるようなリハビリをして貰う】

 【ヘルパ-さんには本人が持てない思い物を買って来て貰う】

と書いてあるとわかりやすくなります。

ふじのもり居宅もご本人やご家族の思いの実現に向けて日々業務を行っています。

また毎年ケアマネ試験に合格した職員の実務研修(実際に現場でケアマネの仕事を経験する)を

受け入れ、1人でもケアマネの仕事をしていく職員が増えるようこれからも取り組んでいきます

医療法人高生会 ふじのもり居宅介護支援事業所 より

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