健康・介護のまめ知識
2016年5月20日
古くて新しい病気『結核』
結核と言えば昔は日本人の死因第1位となっていた病気で、 『不治の病』や『亡国の病』なんて呼ばれていた 一見恐ろしい病気のイメージがありませんか? 最近でも若い有名タレントさんがずっと咳が出て体調が悪く、 ある日突然撮影現場で血を吐き、 病院へ担ぎ込まれたニュースがありました。 診察の結果は『結核』でした。 結核は昔の病気ではなく今も継続して存在している病気です。 毎年2万人の患者さんが新たに発症し 2千人の方が命を落とされています。 しかし昔と違う事は適切な治療を受ければ ちゃんと治るんです! それにはまずどの病気でも同じですが、 早期発見・早期治療が必要です。 以下が簡単なチェックです。 ①咳が長引いてはいませんか? ②体重の減少はありませんか? ③痰(たん)が出ませんか? ④身体がダルい感じはないですか? まず気になる事があれば早い段階で かかりつけの先生に診てもらうようにしましょう。 また、高齢者の方々は特に注意が必要です。 昔に結核の感染があり、 若いうちは免疫力がシッカリしているので 抑え込まれていた結核菌が、 年を重ねるごとに免疫力の低下が起こり、 眠っていた結核菌が目を覚まして発症する ケースが多く確認されております。 免疫力低下がベースとなる場合は重篤化しやすいので、 まずは早期発見を心掛けましょう! これは厚生労働省が発表している平成26年の結核患者数を 年代別にグラフ化したものです。 高齢者の方の発症が明らかに多いですよね。 下記の政府広報オンラインのページに 詳しく書かれていますので、 一度目を通して頂きたく思います。 健康で長生きを目指しましょう! 【政府広報オンライン】 http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201509/3.html