健康・介護のまめ知識
2012年9月 1日
高血圧について
高血圧について
高血圧は単に一つの病気ではなく、血管の状態を言います。
しかし、血圧が高いまま放っておくと、やがて血管に障害をおこし、脳卒中や
急性心不全、腎不全などの恐ろしい病気を招くことになります。これが高血圧が
恐いといわれるゆえんです。
高血圧治療の三本柱
1、食事療法のポイント
① 塩分をできるだけ控えること
② 栄養のバランスを考える
③ 食べすぎ、肥満をさける
2、日常生活の注意点
① ストレスをなくす
② 急激な気温の変化に気をつける
③ 睡眠をたっぷりとる
④ 便秘を防ぎ、排便時に力みすぎない
⑤ 無理のない適度な運動
便秘を防ぐ食事のポイント
便秘になると排便の時、どうしても力むようになる為、血圧が一気に上がります。
また、便秘が長引くとイライラして精神面に影響し血圧のも響いてきます。
便秘には二つのタイプがあり、食生活でのポイントの置き方も違ってきます。
① 弛緩性便秘には食物繊維が必要
弛緩性便秘は腸の運動が弱いために起こります。この場合は、腸を刺激して運動を
高めるような食物をとること、繊維を多く含んだ野菜、芋、果物などが効果的です。
(生野菜や煮豆、おからを使った料理、穀物など)
一般に、便秘気味の人は水分不足しているので朝食前に冷たい牛乳やコップ一杯の
水を飲むと効果があります。ヨーグルトやチーズにも整腸作用があり、カレー粉、
こしょう、わさび、からしなどの香辛料も腸に刺激を与えて排便作用を促します。
(注意:摂りすぎると胃に負担をかけることがあります)
② ケイレン性便秘には刺激の少ない食品を摂取する
過激な精神的ストレスによって大腸がケイレンを起こし、その為に便秘を起こします。
過敏になっている腸の運動を抑制する為、消化のよいものを食べ、精神的ストレスを解消するよう心がけます。
冷たい物、油気の多い揚げ物、繊維を多く含む食物やビール、酒、香辛料など
は控えるようにします。
ふじのもり訪問看護ステーション