健康・介護のまめ知識
2011年10月 1日
スズメバチの危険性 アナフィラキシーショックに注意
10月に入りずいぶん夏の暑さを忘れる今日この頃ですが、
秋と言えば行楽シーズン、
ハイキング等の屋外での行動が多くなりますよね~
そこで、これから特に屋外で気をつけたいのが
スズメバチに関する事故です
スズメバチは特に秋には冬に向けて活動が活発となり、
巣に近寄ると強い攻撃性を発揮します。
毒針で刺すのはメスだけですが、
襲われた時にオスもメスも区別はつきません。
ですので、注意点等を書きたいと思います。
まず、屋外で頭の周りにスズメバチがウロウロ旋回しだすと、
巣に近づいている事を意味します。
もしこの段階でハチに気付いたらその場から引き返しましょう。
(もし襲われて刺されたら・・・)
毒液による痛み、腫れ、患部の炎症、痒み、体温の上昇等が
刺傷後10~15分後に発現します。
刺された傷口はできるだけ清潔な水で洗い流し、
身体に回る毒液を減らすため市販の吸い出し器具を使って
毒液を吸い出すようにしましょう。(準備しておきましょう)
口での吸い出しは口腔内の小さな傷口や毒液の誤嚥等の
危険性も考慮し、できれば器具を用意しておきましょう。
可能であれば患部やその周辺部分を冷やし、
虫さされの塗り薬※を塗布して速やかに医療機関を受診
して下さい。
(※抗ヒスタミン剤ステロイド軟膏、20%タンニン酸軟膏、3%タンニン酸アルコールなど)
蜂毒に関しては個人差があり、場合によっては
アナフィラキシーショックと呼ばれる非常に危険な
状態になることもあります。
【アナフィラキシーショックとは・・・】
強いアレルギー性ショック症状の事で、
蜂毒に対して体内で過剰な免疫反応を引き起こし、
重症の場合嘔吐,頭痛,めまいなどがみられ
さらには血圧低下や意識混濁、まれに死に至る事があります。
(まず気をつけることは・・・)
黒っぽい服装・帽子は身につけず外出しましょう。
蜂は黒い物を攻撃のターゲットにする習性があります。
香水などはあまり身につけないようにする。
特に柑橘系の香りには敏感に反応する為です。
超音波式の虫よけ器材は逆効果
蜂は振動・音に対しても敏感に反応します。
これからの季節は特に気をつけて
秋の行楽シーズンを楽しんでください
デイサービスセンターいきいきからの豆知識でした。
ちなみに・・・・
あの大きなマーブル模様の蜂の巣は
一年だけしか使われないそうです