健康・介護のまめ知識
2010年9月16日
喫煙とリスク
喫煙により発症のリスクが増大すると考えられる疾患を
喫煙関連疾患と呼んでいます。
喫煙の害というと、肺癌と考える方が多いと思います。
しかし、肺がん以外にも口腔癌、喉頭癌、食道癌、胃癌など、
多くの癌のリスクを高めています。
また、癌以外にも循環器疾患、呼吸器疾患、消化器疾患、
精神疾患、産婦人科疾患、代謝疾患など身体の
あらゆる部位の疾患に影響しています。
二コチンにより心拍数の増加、血圧上昇、末梢血管の収縮
などがおこり、循環器疾患の引き金になります。
心筋梗塞などの虚血性心疾患発生率の研究では、
1日20本をこえる喫煙者は非喫煙者に比べ3.2倍という
報告があります。喫煙する妊婦は低体重児の出生、
早産などの頻度が高いこともわかっています。
また喫煙は身体の免疫力を低下させ、
老化を促進するといわれています。
こ のほか、喫煙者は自覚していなくても、吐き気や咳、
頭痛などの原因になっていますし、疾患の原因だけでなく、
それをより増悪させる働きもあることを忘れて はなりません。
その他にも、免疫機能低下により、
アレルギー性疾患をひきおこしたり、
創傷治癒の遅延をきたしたりもします。
また、低酸素による運動能力の低下、
血管収縮・ビタミンC破壊による皮膚温低下やしわの増加など
美容にも悪影響をおよぼします。
寝たきり状態の促進もいわれています。
喫煙をされている方は
10月から煙草の値上がりもありますから、
一度本気で禁煙をしてみるのもいいかも知れませんね
ちなみに面白いホームページを見つけました。
一度アクセスして計算してみてもいいかも知れません。
喫煙リスク計算 ←クリックしてみてね。
デイサービスセンターいきいきでした
平成22年 9月 16日