健康・介護のまめ知識
2010年2月15日
足浴のはなし
足浴のはなし
看護師が行うケアに足浴(足のお風呂)があります。
足浴にはどんな効果があるのか、どのように行ったらいいのかなど足浴についてのお話です。
足浴の効果
足の裏にはたくさんの汗腺があり、たくさんの汗をかいています。そのため雑菌が繁殖しやすい状態にあります。これらの老廃物や雑菌をとり除くデトックス効果(足の毒素を排出)があるといわれています。
自律神経のバランスを整える作用があり、自律神経が安定しリラックス効果が得られ免疫力がアップします。
就寝前に行う事で、足が暖まった後体温が下がり眠気を催し不眠の解消の効果もあります。
全身浴に比べ心臓への負担や体力の消耗も少なく足だけでなく全身があたたまり冷え性や足のむくみの解消、血行不良の改善の効果があります。
体力のない方、抵抗力が落ちている方にも体力の消耗が少なく行える部分入浴法です。
足浴の方法
〈使うもの〉
足の入るぐらいの大き目のたらい、またはバケツ
レジャーシート、
バスタオル、タオル
お湯(39℃~42℃)、沐浴剤、石鹸など
〈方法〉
・足の下にレジャーシート(ゴミ袋大)・タオルの順に敷きます。
・バケツを置きお湯をいれます(くるぶしとふくらはぎの間ぐらいになるように)。
・沐浴剤や石鹸で足の間、土踏まず・かかとを丁寧に洗います。
・はじめはぬるめのお湯で足を温めお湯が冷めてきたら足し湯をします。
・石鹸であらった場合はお湯をとりかえ石鹸をすすぎます。
・お湯の温度・室温・個々の体質で差がありますが、10~20分ぐらいでぽかぽかしてきたらタオルでしっかり拭きます。
・お湯につけながら、足首をまわしたり上下左右に動かしてストレッチをするのもよいでしょう。
ふじのもり訪問看護ステーションからの豆知識でした H22・2・15