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2016年6月28日

合同勉強会*第4弾

紫陽花が映える今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

早くブログを仕上げないと次のネタ(合同勉強会レポ第5弾)が後ろに迫っているぞっと焦る山崎です。

 

実は、去る5月26日(木)に合同勉強会第4弾「介護ロボット」が行われました

ご存じの通り、既に合同勉強会第5弾が先日開催されましたが、遅ればせながら第4弾の様子をレポします・・・

 

テーマは「実際に介護ロボットを装着して必要性を考える」

 

ってなわけで、実物を体験できることに興味を示した参加者は24名

では、早速見ていきましょう

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まずは今回の勉強会の講師である、理学療法士松井氏の挨拶から。

やや緊張気味に感じます

 

 

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まず最初のロボットは、癒し系アザラシ型ロボット、その名も「パロ」。

パロは50語の単語が識別でき、学習能力までも兼ね備え、名前をつけて呼びかけたりすると、瞬きしたり、体を動かしたり、色々な鳴き声などで答えてくれるという優れもの!

その愛らしい反応に会場の緊張感も一気に解けました

理事長の顔から笑みがこぼれます

癒し効果は期待できそうです。

 

 

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次に、尿吸引ロボ「ヒューマニー」の登場

パッドに内蔵されたセンサーが尿を検知したら、瞬時に吸引してタンクにためるというロボット。

これには河野先生も興味津々です。

 

さぁ、どんどんいきましょう

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お次は、免荷式リフト「POPO」です。

車いすに座った状態から、ハーネスで吊り上げて体をしっかり保持、体重を免荷しながら歩行できるロボットです。

会場となったケアコートだてまちの多目的室からは「おぉ~っ」「すご~い」というスタッフの感嘆の声が聞こえます

 

他にも自動おしぼり製造機「プールス」や、自動ブレーキによる転倒防止装置付き歩行器などの最新ロボットが次々と登場しました。

 

そして、遂に

 

今回の勉強会のメインロボット、サイバーダインが姿を現しました

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これを装着すると、脳から筋肉へと送られる信号を検知し、動作をアシストしてくれるというロボット。

装着すると腰への負担が30%軽減できるという!

そう、このロボットは、要介護者が装着するのではなく、介護者が装着するとうい画期的なロボットなのです

高齢者が高齢者を支える、いわゆる「老老介護」時代に突入・・・

特に、介護初心者や筋力の衰えを感じている方に対し、介護負担が少しでも軽減できるということは、お互いにとって良いことです。

 

今回の講師松井氏がこの「合同勉強会」で一番スタッフに体験してして欲しかったのがこのサイバーダイン。

 

なぜなら、

松井氏は、今後のスタッフの高齢化を懸念した・・・

「腰を痛めたので辞めさせてくれぇ~」

「もう体力に自信がなくなりましたので・・・限界です・・」

なんて声は聞きたくない

という思いがあったのかどうかは知りません・・・。

とにかく一度装着してみましょう

 

ってことで、

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装着してみました

看護師も挑戦。

たまに誤作動を起こすと、強制フラダンス状態になります・・・

 

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なかなか慣れるまでは扱いが難しいようです。

「きゃー」

とか

「わー」

とか大騒ぎです。

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「こんなんしても大丈夫?」って言ってるのは、ショートステイだてまちの管理者です。

 

みなさん色んなロボットを見たり体験したりして、良い時間を過ごせたようです。

 

そんなこんなで賑やかな合同勉強会は終了

 

後日、私は参加したスタッフの研修報告書を読ませて頂きました。

・便利なツールは臨機応変に使っていけばよい。

・介護者の負担軽減は要介護者の安心である。

・ご利用者やご家族の方に、ニーズに合ったロボットの案内ができる。

という意見の一方で、

・現時点では、感情や思いやりのある介護は人間を超えられない。

・装着の手間や費用の課題。

などが書かれておりました。

ロボット技術の進化と、ニーズが一致した時には良い時代になると感じました。

 

以上です。

 

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