健康・介護のまめ知識

2012年12月 1日

リハビリテーションからの紹介その9

今回は以前紹介したストレッチについて

              もう少し説明しましょう

  

ストレッチは大きく2種類に分けられます

 

 

ゆっくりと筋肉を引き伸ばすストレッチ

反動をつけずに行うストレッチで、筋肉を伸ばした状態で止まり、数十秒間そのままにします。ゆっくりと呼吸をしながら行います。


素早く行い筋肉を引き伸ばすストレッチ

反動を利用したストレッチで、以前は体育で行われていました。
イチ・ニッ・サンッと掛け声を掛けながらアキレス腱を伸ばす方法です。最近では筋損傷の危険性の可能性が指摘されています。

 

 

他にも種類がありますが、最近はゆっくり行うストレッチが効果的と言われています。

その理由ですが、筋肉の性質を理解すれば、ストレッチ運動の大切さも理解することができます。

 

1 筋肉は収縮する際に力を出す。

 

筋肉は基本的には一方向にしか力を出しません。伸びた状態から短縮する際に力を出します。

 

2 よく使う筋肉はよく疲れる。

 

よく使う筋肉は伸ばしておいておかないと、疲れて収縮したままになります。筋肉は収縮する際に力を出すので、収縮したままにしておくと力が出なくなります。また、姿勢が悪くなるなど、体の筋肉バランスを悪くしていきます。

 

3 収縮したままの筋肉は怪我や障害を起こしやすい。

 

疲労して収縮したままになった筋肉は動きに対する反応が悪くなります。急激に引き伸ばされると肉離れや腱、靱帯に損傷を起こしやすくなります。

                                    つづく

 

次回ではストレッチの効果や方法について述べていきます。

 

                           平成24年12月1日                                     

                            リハビリテーション課

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