健康・介護のまめ知識

2010年7月26日

リハビリテーションについての紹介 その5

今回はリハビリテーションの中でもストレッチについて紹介させて頂きます

最近は、テレビ・雑誌等で様々な運動方法や健康法などが紹介されています。

その中でもストレッチという言葉をよく耳にされるのではないでしょうか。

ストレッチとは筋肉を柔らかい状態にし、関節可動域を拡大(関節の動きを良くする)することを目的としており、主に準備運動や整理運動の中で行われたりしています。

ストレッチには様々な種類があり、主に怪我の予防や身体能力の向上といった事に効果を発揮します。

このように記載すると、運動を日常的にされる方には重要ですが、普通の日常生活を送る方々には無縁のような感じがあります。

しかし、ストレッチは上手に使うことにより、健康チェックに役立つ効果があります。

今回はそれについて紹介させていただきます。

皆さんは立位体前屈というテストをご存じでしょうか?

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学校のスポーツテストなどで計測されていますが、これはゆっくり行うと下腿三頭筋(ふくらはぎのストレッチになります。

基本姿勢としては、両足を揃え、膝を伸ばしたまま、つま先へ向って指先を近づけます。この時の注意点として、素早く、勢いをつけて動作を行わない。

ゆっくり、ふくらはぎのツッパリ感を感じながら痛すぎないところで止めることが重要です。

この動作が何の役に立つかというと、毎日、同じ時間、同じ場所で行うことができれば、動作中の痛みの強さで、今日の体調が推測できます。

疲れている、体調が悪い(発熱等)など日々の生活の中で異常な事態が生じていると前駆症状として体に予兆が現れます。いつもより痛く感じた場合は、体が疲れているというサインなので、いつもより入念にストレッチを行う。

また、体調が悪い場合は、無理せず早めに休むといった先手が打てます。そうすることで怪我や、病気の重症化を防ぐことが出来るのではないでしょうか

ちなみに筆者はこれに加えて、いつも同じ温度の風呂に入ることで健康チェックを行っています

例えば肩こりによる頭痛が生じている時など、お風呂の温度がいつもより熱く感じます。その時に肩をほぐしながら同じ温度に感じるまで入っていると、頭痛が改善したりします。

頭痛の原因や症状は様々ですから一概に効果があるとは言えませんが、このような健康チェック方法もあるということを紹介させて頂きました。詳しい内容やご質問がございましたら外来リハビリにて相談を受け付けておりますのでお気軽にご相談ください。

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